僕が以前半年かけて作っていた大規模のサイト(今はバックアップ失敗でお亡くなりに)をつくっているときに、120~140記事程度書いてからalt属性という言葉を知りました。サイトを立ち上げた段階でalt属性がわかっていたら苦労しなかったのに・・・
目次
alt属性とは?
AIにわかるように説明すること
簡単に言うと、画像をサイトに掲載するときに、その画像が何を表しているのかを指定することです。
例えば、
この画像は何?って聞かれたら、「男性が電話している画像」みたいな答えになりますよね。しかし、GoogleのAIとはいえ、この世の全ての画像が何の画像かわかるわけではありません。
そこで、
<img src="sample.png" alt="男性が電話している">
と言ったように、GoogleのAIに何の画像か説明しなければいけません。そのときに使うのが、altという属性なのです。
alt属性はSEOに効果あり!
これはGoogleから公式に発表されています。以下はその文章です。
画像はサイトを構成する単純な要素と考えているかもしれませんが、最大限に活用しましょう。
すべての画像には個別のファイル名とalt属性を持たせることができるので、この点を有効に利用すると良いでしょう。
alt属性は何らかの理由によって画像が表示されないときに、代わりのテキストを示してくれるものですこのような属性を使うのは、ユーザーが画像を表示しないウェブブラウザ を利用していたり、もしくはスクリーンリーダー のような別の手段でサイトを閲覧していたりする場合に、alt属性の代替テキスト(altテキスト)があれば画像に関する情報を提供できるからです。alt属性を使うもう1つの理由は、画像からリンクを張る場合に、画像のaltテキストがリンクに対するアンカーテキストのように扱われるからです。
(中略)
簡潔で、内容をきちんと説明している ファイル名とaltテキストを付けよう・・・
簡単にまとめると、
- 画像の情報はalt属性で説明している
- 画像が表示されないときに、代わりにテキストを表示してくれる
- 画像からリンクを張る場合、altテキストがリンクに対するアンカーテキストと同様に扱われる。
ただ、alt属性を設定したからと言って莫大なSEO効果が与えられるわけではないそうです。全ての画像にalt属性をつけなくてもいいので、記事の中で重要な画像2,3枚くらいはalt属性を設定したらいいかもしれませんね。
alt属性の記述例
よくあるalt属性ダメな記述例
alt属性は適当な画像を設定すれば良いわけではありません。
例えば、
この画像に
<img src="sample.png" alt="女性">
これだと、alt属性を設定しないよりはマシですが、女性の画像なんてgoogle上に数え切れないほどありますのでSEO効果に期待できません。
また、
<img src="sample.png" alt="女性 髪 かきあげ 美少女 美肌 外 若さ">
のように画像に少しでも関連あることを大量に盛り込むのはスパム行為と見なされる危険性があります。
最適なalt属性の例
勘の良い方は最初の男性の画像の例でイメージはできてると思います。
先ほどの女性の画像を例にすると、
<img src="sample.png" alt="髪をかきあげている女性">
のようにただ、「女性」と記述するのではなく、何をしているのか+どんな人(物)なのかを説明することが最大のSEO効果が期待できます。
10秒できるワードプレスでalt属性を設定する方法
非常に簡単にできます。
画像を「メディアに追加」したら、
右下の「代替テキスト」というのがalt属性にあたります。これで「投稿に挿入」をすると勝手に画像にalt属性が設定されています。
すでに投稿に追加済みの画像にalt属性をつけるには
残念ですが、今までの画像すべてにalt属性をまとめてつけることはいかなるプラグインを使ってもできません。時間はかかりますが、一つ一つ投稿に追加済みの画像にalt属性を後付けするしかありません。
ただ、上記のとうり、alt属性を設定したからと言ってSEO効果が莫大によくなる訳ではありません。すでに数十もの記事を書いてしまっているのなら、大切な記事の画像だけでも後付けでも十分だと思います。
まとめ
・alt属性はSEOに効果あり
・alt属性の設定の仕方に気をつける
・最初のうちにalt属性の理解と設定はすべし
ちなみに僕は大規模サイトの120~140記事書いてから全ての記事にalt属性を設定しました。3時間くらいかかけたのにそのサイトは今や消滅。いい思い出です。