サイトの表示速度は検索順位に大きく評価されます。SEO効果だけでなく、表示速度が遅すぎると、ユーザーの直帰率が50%にもなると言われているので、アフィエイト収入だって当然下がってしまいます。
とはいえ、サイトの記事が多すぎたり、広告の多い記事を作っていたら当然表示速度が下がってしまいます。
ここで今回はそれを解消するWP Fastest Cacheを紹介します
目次
WP Fastest Cacheとは?
WP Fastest Cacheは、キャッシュプラグイン(表示速度を改善してくれるプラグイン)の利用になれていない人でも、手軽に使えるWordpressプラグインです。
ほぼ日本語表示に対応しているので安心して利用できます。
また。キャッシュの基本となる設定が、1箇所に一覧でまとめられているので非常に設定がしやすいので設定自体はすぐに終わります。
WP Fastest Cacheの設定する前に
WP Fastest Cacheをインストール
いつも通り、まずはWP Fastest Cacheを新規追加からインストールします。
まずは日本語設定に
左の管理画面に「WP Fastest Cache」とあるのでそちらに移動してください。
下の方に「language」とあるので、「English」を「日本語」にしましょう。
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さて、準備ができました
WP Fastest Cacheの「設定」
設定方法!といっても全てのチェックボックスにチェックを入れれば完了です。ちなみにチェックの入ってないところは有料版でないの設定できません。プラグインにまでお金を使う余裕のある人は少ないと思うし、そこまでしなくていいのじゃないかなと思うので、無料版の設定をしていきます。
キャッシュ
WP Fastest Cacheの機能全体を有効にするかどうかをここで選択することができます。
キャッシュの設定に何かしたで失敗した時などは、ここのチェックを外せば設定が元に戻るので、気楽に設定できます。
Preload(プレロード)
プレロードは、定期的に前もってキャッシュを生成してくれる機能です。
通常のキャッシュプラグインだと、最初にページを訪れた訪問者をトリガーとして、キャッシュを生成します。しかしその場合、最初の訪問者が訪れた後にページを生成する処理が行われるため、ページが表示されるまで遅れを引き起こしていました。
しかし、Preloadに1分につき4つのページキャッシュを定期的に作成するため、最初の訪問者のページ表示速度を早くできます。
それに、キャッシュをあらかじめ定期的に設定することで、これからの負担を分散することができます。
チェックボックスを有効にすると、以下のようなダイアログが表示されますが、全てのチェックボックスにチェックを入れれば結構です。
ログインユーザー
WordPressにログインをしているユーザーには、キャッシュプラグインが適用されなくなります。
サイトの管理人は、記事を投稿したり、テーマをカスタマイズした後、変更した状態を確認するはずなので、有効にしておいた方がいいですね。
モバイル
モバイル端末から訪問してきたユーザーには、キャッシュ機能を利用しないように設定します。ここで言うモバイルはスマホもガラケーも含みます。
ここの項目にチェックを入れなければ、「スマホなのにワードプレスがPC表示になっている」ということもあります。
この項目を有効にしておくと、モバイルではキャッシュプラグインの影響受けない状態が表示されます。テーマの表示仕様などがよくわからない場合は、有効にしておくことをおすすめします。
新しい投稿
記事をポストした時に、全てのキャッシュを消去します。全てリセットできるので、スッキリできるし表示速度もよくなります。
HTML の圧縮
「HTML を圧縮してページサイズを小さくする」にチェックを付けると、HTMLなどの余分なスペースや改行を取り除いて圧縮してページサイズを小さくできます。小さくなると言っても僅かですがしないよりはした方がSEO効果も期待できます。
CSS の圧縮
CSSの余分なスペースや、改行などを取り除いてファイルサイズを小さくすることができます。しかし、これも小さくなると言っても僅かです。一応チェックは入れた方が良いでしょう。
CSS の結合
CSSなどのファイル数が多いと、それだけファイルを多く開く必要があるので、目的とは関係ない処理を繰り返してしまい、結果、表示速度が下がってしまいます。チェックは必須だと思います。ちなみにCSSはプログラミング言語の一つです。
JS の結合
CSSの結合と同様に、ヘッダーで呼び出されるJavaScriptファイルを一つにまとめて、高速化を図ります。JavaScriptもプログラミング言語の一つです。
Gzip 圧縮
テキスト、XML、RSS、WEBフォント、テーマ編集などのサイトリソースをサーバー上で圧縮してから転送するので、転送量を減らすことにより高速化にできます。
ブラウザキャッシュ
ブラウザキャッシュとは、テキスト、JavaScriptファイル、画像、PDF、WEBフォントなどを、1度読み込んだら、ブラウザにキャッシュとして一定期間を置いておく機能です。サイト管理人として、新しい記事を投稿した時は少しちょっと不便なとことです。
次に同じサイトにアクセスし同様のファイルを読み込む場合は、サーバーから読み込まず、ブラウザのキャッシュに置いてあるものを読み込むことによって、高速表示することができます。
WP Fastest Cacheの「キャッシュの削除」
上半分の「Only available in Premium version」とあるところは有料版でないと利用できません。キャッシュの状態を確認できるところですが、なくてもいいので無料版であることに気にしなくてもいいです。
下の「キャッシュを削除」では生成されたキャッシュを全て削除でき、「キャッシュと圧縮されたCSS/JSファイルを削除」ではキャッシュ、圧縮されたCSS、JavaScriptファイルを削除することができ、高速表示化することができます。
WP Fastest Cacheの「除外する」
ここではキャッシュ機能を有効にしないページを設定することができます。
キャシュを残したくない項目の「Add New Rule」をクリックします。
このように項目を選択し、URLを入力すると、キャシュを残さなくなります。
WP Fastest Cacheの「CDN」
ここでは、コンテンツ・デリバリ・ネットワークの略で、画像、動画、アプリなどの大容量ファイルを別のサーバーに置くことで、サーバーの負荷を軽減する仕組みです。ここからは有料になってしまいます。
ここにお金を使うならレンタルサーバーを変更するべきだし、英語ばかりなのでオススメはしません。
まとめ
簡潔にWP Fastest Cacheでできることをまとめてみましたが、これを設定したからといってSEO効果が莫大に上がるわけではありません。しかし、速度表示は確かに早くなっていると思われるので、徐々に上位表示されていくんじゃないかなと思います。
WP Fastest Cacheてなぜかあまり知られてないんですよね。「WordPress初心者にオススメするプラグイン⚪︎選」みたいなタイトルでもWP Fastest Cacheはオススメされてません。
WP Fastest Cacheは知る人ぞ知る、サイトやブログを上位表示させている人がだけが知っている秘訣のプラグインです。